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CxO採用を成功させる全手順!採用手法の比較からミスマッチを防ぐ注意点まで解説

更新日:2025.09.23

CxO採用は企業の成長に不可欠ですが、多くの課題も伴います。この記事では、CxO採用の代表的な手法とそのメリット・デメリットを比較し、採用を成功に導くための具体的な手順や注意点を解説します。優秀な経営人材の獲得を目指す経営者・人事の方は必見です。

読んで欲しい方

  • CxO採用を検討している企業の人事担当の方や経営者の方
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目次

企業の成長を加速させる上で、経営の中核を担うCxOの存在は不可欠です。しかし、CxO採用は一般的な採用とは異なり、多くの企業がその難しさに直面しています。採用のミスマッチは、事業の停滞を招きかねない重大な経営リスクとなります。
本記事では、CxO採用が難しいとされる理由から、代表的な採用手法、そして採用を成功に導くための具体的なステップまでを網羅的に解説します。CxO採用を検討している経営者や人事責任者の方は、ぜひご一読ください。

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CxOとは?企業経営における役割と重要性

CxO採用を成功させるためには、まずCxOという存在そのものを正しく理解しておく必要があります。CxOがどのような役割を担い、なぜ現代の企業経営においてその重要性が増しているのかを解説します。

CxOの定義と主な種類

CxOとは「Chief X Officer」の略称で、日本語では「最高〇〇責任者」と訳されます。特定の業務分野における最高責任者として、経営上の重要な意思決定を担う役職の総称です。代表的なCxOには、以下のような役職が挙げられます。

役職名正式名称主な役割
CEOChief Executive Officer最高経営責任者。経営方針や事業計画など、経営全般の最終的な意思決定を行う。
COOChief Operating Officer最高執行責任者。CEOの決定のもと、日々の業務執行の最高責任を負う。
CFOChief Financial Officer最高財務責任者。財務戦略の立案、資金調達、予算管理など、企業の財務全般を統括する。
CTOChief Technology Officer最高技術責任者。技術開発の方針策定や研究開発など、企業の技術領域を統括する。
CMOChief Marketing Officer最高マーケティング責任者。マーケティング戦略の立案・実行を統括し、ブランド価値向上や売上拡大を目指す。

なぜ今、CxO採用が重要視されるのか

現代のビジネス環境は、デジタル化の加速やグローバル化の進展により、非常に複雑で変化のスピードが速くなっています。このような状況下で企業が持続的に成長するためには、各専門領域において高度な知見とリーダーシップを持つ人材が不可欠です。
例えば、新たなテクノロジーを活用した事業変革(DX)を推進するためにはCTOの存在が、グローバル市場での競争を勝ち抜くためにはCMOのマーケティング戦略が鍵を握ります。CxO人材を外部から招聘することで、社内にはない新たな視点や専門知識を取り入れ、経営の意思決定スピードと質を高めることができます。これが、CxO採用が多くの企業で重要視されている理由です。

CxO採用が難しいと言われる3つの理由

CxO採用が難しいと言われる3つの理由

多くの企業がCxO採用の重要性を認識している一方で、その難易度の高さに頭を悩ませています。ここでは、CxO採用がなぜ難しいのか、その主な理由を3つのポイントに絞って解説します。

候補者となる優秀な人材の母数が少ない

第一に、CxOという重責を担えるだけのスキル、経験、実績を兼ね備えた人材は、労働市場全体で見ても非常に少ないという現実があります。経営全体を見渡す視座と、特定の専門領域における深い知見の両方を持つ人材は極めて希少です。
そのため、一般的な採用のように多くの候補者の中から選考するというアプローチが難しく、企業側から能動的に候補者を探し出し、アプローチしていく必要があります。この母集団の少なさが、CxO採用の難易度を押し上げる最大の要因となっています。

採用要件の定義が非常に難しい

CxOに求める役割は、企業の事業フェーズや置かれている状況によって大きく異なります。例えば、創業期のスタートアップが求めるCTOと、成熟期の大企業が求めるCTOでは、必要なスキルセットや経験が全く違います。
「どのような経営課題を解決してほしいのか」「そのために、どのような経験やスキルが必要なのか」といった採用要件を、経営陣が深く議論し、具体的に定義する必要があります。この要件定義が曖昧なまま採用を進めてしまうと、入社後のミスマッチを引き起こす原因となります。社長自身も持ち合わせていない専門性を要件として定義することの難しさが、CxO採用を困難にしています。

採用後のミスマッチが経営に与える影響が大きい

CxOは経営の中核を担うポジションであるため、採用後のミスマッチが企業に与えるダメージは計り知れません。期待した成果が出ないだけでなく、誤った経営判断によって事業が停滞したり、組織文化に悪影響を及ぼしたりするリスクもあります。
また、CxOクラスの高い報酬や、採用にかかる多大なコストを考慮すると、金銭的な損失も大きくなります。この「失敗できない」というプレッシャーが、CxO採用をより慎重かつ困難なものにしていると言えるでしょう。

代表的なCxO採用5つの手法と費用相場を比較

CxO採用を成功させるためには、自社の状況に合った採用手法を選択することが重要です。ここでは、代表的な4つの採用手法と、それぞれのメリット・デメリット、費用相場を解説します。

採用手法メリットデメリット費用相場
人材紹介・採用リソースが少なくても利用可能
・成功報酬型のため初期費用がかからない
・エージェントに依存するため、候補者と出会えるか不確実
・採用決定時の費用が高額になりやすい
年収の35%前後
ヘッドハンティング・転職市場に出てこない優秀な人材に直接アプローチできる
・企業の要件に合った人材をピンポイントで探せる
・着手金など、採用の成否に関わらず費用が発生する場合がある
・他の手法に比べて費用が最も高額になる傾向がある
年収の35%~50%+着手金
ダイレクトリクルーティング・自社から能動的にアプローチできる
・採用コストを比較的抑えられる
・スカウト文面の作成や候補者とのやり取りに工数がかかる
・運用ノウハウがないと成果が出にくい
プラットフォーム利用料(新卒:月額5万円~、中途:月額25万円~)+成功報酬
リファラル採用・費用を大幅に抑えられる
・カルチャーフィットした人材を見つけやすい
・人脈に依存するため、候補者が見つからない可能性がある
・採用活動が属人化しやすい
なし(インセンティブ制度を設ける場合もある)
マッチングサービス・転職潜在層にアプローチできる
・採用コストを比較的抑えられる
・候補者選定から交渉まで自社で行う必要がある
・採用ノウハウが求められる
プラットフォーム利用料+成功報酬

人材紹介(エージェント)

人材紹介は、CxOクラスなどのハイクラス人材を専門とするエージェントに依頼し、候補者を紹介してもらう手法です。採用が成功した場合にのみ費用が発生する成功報酬型が一般的です。採用に多くのリソースを割けない企業にとっては、手間が少なく利用しやすいメリットがあります。一方で、紹介される人材はエージェントの保有するネットワークに依存するため、自社に最適な人材と出会えるかは不確実です。

ヘッドハンティング(エグゼクティブサーチ)

ヘッドハンティングは、特定のポジションの要件に合致する人材を、企業に代わって探し出し、直接アプローチするサービスです。転職潜在層、つまり積極的に転職活動をしていない優秀な人材にもアプローチできる点が最大のメリットです。企業の経営戦略に深く関わる重要なポジションの採用に適していますが、着手金が必要な場合もあり、費用は最も高額になる傾向があります。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業がデータベースなどから自ら候補者を探し、直接スカウトを送る採用手法です。自社の魅力やビジョンを直接伝えることで、候補者の興味を引きつけやすいというメリットがあります。また、採用コストを比較的低く抑えることが可能です。しかし、候補者の選定からスカウト文面の作成、面談調整まで、一連のプロセスを自社で行う必要があり、相応の工数がかかります。

リファラル採用

リファラル採用は、役員や社員の個人的なつながり(人脈)を通じて候補者を紹介してもらう手法です。紹介者を通じて候補者の人柄やスキルを事前に把握できるため、カルチャーフィットの精度が高い採用が期待できます。また、採用コストをほとんどかけずに行える点も大きな魅力です。ただし、完全に人脈に依存するため、計画的な採用活動には向きません。

マッチングサービス

マッチングサービスは、CxO人材を採用したい企業と候補者が登録するプラットフォームを利用した採用手法です。企業側は登録された候補者の中から、自社のニーズに合う人材を探し、直接アプローチできるのが大きな特徴となります。
転職市場にはまだ出てきていない潜在層のCxO人材に出会える可能性がある点が、このサービスの魅力の一つでしょう。多くの場合、プラットフォームの利用料や成功報酬が発生しますが、サービスによっては費用を抑えられる場合もあります。
Hitorimeは1人目ポジション特化のマッチングサービスとして、「3つの0円」を掲げており、募集掲載やスカウトなどの基本機能の月額利用料が無料、成果報酬も0円という特徴があります。アカウント登録も無料で、登録後すぐに募集掲載が可能なため、初期コストを抑えながらCxO採用を始めることができます。

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CxO採用を成功に導く5つのステップ

CxO採用を成功に導く5つのステップ

CxO採用は、場当たり的に進めてもうまくいきません。ここでは、採用を成功させるために踏むべき5つのステップを、順を追って解説します。

ステップ1:採用背景と解決すべき経営課題を明確にする

まず最初に、「なぜCxOが必要なのか」という採用背景と、「そのCxOに何を解決してほしいのか」という経営課題を徹底的に明確化します。例えば、「IPO準備を本格化させるために、資本政策や監査法人対応を主導できるCFOが必要」「自社サービスの技術的負債を解消し、スケーラブルな開発組織を構築できるCTOが必要」といった具合です。この課題認識が経営陣の間で共有されていることが、全てのスタートラインとなります。

ステップ2:求める人物像(ペルソナ)を具体的に定義する

ステップ1で明確にした課題に基づき、求める人物像を具体的に定義します。これには、必要なスキルや経験といった「ハードスキル」だけでなく、価値観やリーダーシップスタイル、人柄といった「ソフトスキル」も含まれます。どのような経験を持ち、どのような思考をする人物であれば、自社のカルチャーにフィットし、ミッションを遂行できるかを詳細に描き出すことが重要です。

ステップ3:自社に最適な採用手法を選択する

定義した人物像にアプローチするためには、どの採用手法が最も効果的かを検討します。例えば、転職市場には現れにくい特定分野のトップ人材を探すならヘッドハンティングが、ある程度の候補者層が見込める場合はダイレクトリクルーティングが有効かもしれません。複数の手法を組み合わせることも視野に入れ、戦略的に選択します。

ステップ4:候補者にとっての企業の魅力を伝える

優秀なCxO候補者は、複数の企業から声がかかることがほとんどです。その中で自社を選んでもらうためには、報酬や待遇といった条件面だけでなく、企業のビジョンや事業の将来性、挑戦できる環境といった魅力を伝える必要があります。候補者が「この企業で自分の力を試したい」「この経営者と共に働きたい」と思えるような、魅力的なストーリーを語ることが不可欠です。

ステップ5:慎重な選考と条件交渉を進める

選考プロセスでは、スキルや実績の見極めはもちろんのこと、経営陣との相性やカルチャーフィットを慎重に確認します。複数回の面談や会食の場を設け、候補者と深く対話し、お互いの理解を深めることが重要です。内定を出す際には、役割や権限、報酬などを明確に提示し、双方に齟齬がないよう丁寧に条件交渉を進めます。

CxO採用におけるミスマッチを防ぐための注意点

CxO採用におけるミスマッチを防ぐための注意点

多大なコストと時間をかけて採用したCxOが、入社後に活躍できない「ミスマッチ」は、企業にとって最大の悲劇です。ここでは、ミスマッチを防ぐために特に注意すべき3つのポイントを解説します。

経営陣との価値観やビジョンをすり合わせる

スキルや経歴がどれほど素晴らしくても、既存の経営陣と価値観や目指す方向性が異なっていては、一枚岩で経営を進めることはできません。選考の段階で、社長や他の役員と何度も対話する機会を設け、企業文化や経営理念、将来のビジョンについて深く議論し、共感できる部分と懸念点を正直に話し合うことが極めて重要です。このすり合わせを怠ると、入社後に経営方針を巡って対立が生じる原因となります。

候補者に対する期待値を適切にコントロールする

企業側はCxO人材に対して、「入社すれば全ての課題が解決する」といった過度な期待を抱きがちです。しかし、どんなに優秀な人材でも、一人でできることには限界があります。入社後に任せるミッションや役割、権限の範囲を明確に伝え、現実的な期待値を共有しておくことが大切です。また、候補者側が抱いている企業への期待と、企業が提供できる環境との間にギャップがないかも確認する必要があります。

入社後のオンボーディングを徹底的にサポートする

CxOが無事に入社した後も、決して安心はできません。新しい環境で早期にパフォーマンスを発揮してもらうためには、組織的なサポート(オンボーディング)が不可欠です。社長が積極的に社内のキーパーソンを紹介したり、事業内容や組織文化への理解を深める機会を設けたりすることが求められます。特に外部から来た人材が社内で孤立しないよう、「お手並み拝見」といった雰囲気を作らず、全社で歓迎し、受け入れる姿勢を示すことが成功の鍵となります。

CxO採用に関するよくある質問

ここでは、CxO採用に関して企業からよく寄せられる質問とその回答をご紹介します。

採用までにかかる期間はどれくらいですか?

一概には言えませんが、一般的には候補者のサーチから内定、入社まで、短くても半年、長い場合は1年以上かかることも珍しくありません。CxO採用は候補者が少なく、選考も慎重に進める必要があるため、通常の採用よりも長期化する傾向があります。時間に余裕を持った計画的な採用活動が不可欠です。

候補者にはどこまで情報開示が必要ですか?

CxO候補者は、企業の経営課題そのものを解決するために参画します。そのため、ポジティブな情報だけでなく、企業の弱みや直面している課題といったネガティブな情報も、機密保持契約(NDA)を締結した上で率直に開示する必要があります。 誠実な情報開示は、候補者との信頼関係を築き、入社後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。

まとめ

本記事では、CxO採用の重要性から具体的な成功ステップ、ミスマッチを防ぐための注意点までを網羅的に解説しました。CxO採用は、企業の未来を左右する極めて重要な経営活動です。その難易度は高いですが、本記事で紹介したポイントを一つひとつ丁寧に進めることで、成功の確率は格段に高まります。自社の成長を牽引する、最高の経営パートナーを見つけ出してください。

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監修者

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株式会社APILLOX 代表取締役

山下 雅弘

大阪大学大学院中にインターンとしてエンジニアとしてのキャリアをスタート。大学院卒業後、AI自動テストツールの開発を行う会社にエンジニアとして入社。1年半後にフリーランスとして独立、さらに1年後に株式会社APILLOXを創業。1人称で開発してきたHitorimeを2025年1月にリリース。