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1人目人事の採用で失敗しない!業務内容から採用のポイントまで徹底解説

更新日:2025.11.25

「1人目人事」の採用を検討中の経営者や担当者必見です。本記事では、1人目人事の重要性や具体的な業務内容、採用すべきタイミングを分かりやすく解説します。さらに、採用で失敗しないためのポイントや、入社後の活躍を後押しする方法も紹介しています。

読んで欲しい方

  • 中小企業やスタートアップで採用を担当する人事担当者、採用を兼務している経営者・役員の方。
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目次

企業の成長が加速し始めると、多くの経営者が「人事」の重要性に気づきます。特に、初めて人事専任者を置く「1人目人事」は、その後の組織の文化や成長スピードを決定づける、極めて重要な存在です。しかし、その重要性ゆえに「いつ採用すべきか」「どんな業務を任せるのか」「どうやって見つけるのか」といった悩みは尽きません。この記事では、1人目人事の採用を検討している経営者や、その大役を担うことになった担当者の方に向けて、役割や業務内容、成功のためのポイントを網羅的に解説します。

1人目人事とは?企業の成長を左右する重要なポジション

1人目人事とは、企業で初めて人事という職務を専門に担当するポジションのことです。これまでは経営者や役員が兼務していた採用、労務、評価などの役割を、一手に引き受けることになります。単なるバックオフィス業務の担当者ではありません。経営陣のパートナーとして、企業のビジョンやミッションを組織に浸透させ、事業戦略と連動した組織づくりをゼロから担う、まさに「会社の文化を創る」存在です。この段階の企業にとって、適切な1人目人事を採用することは、事業の成長を加速させるための重要な経営判断と言えるでしょう。

1人目人事を採用すべきタイミングは?

1人目人事の採用は、早ければ早いほど良いとされていますが、具体的なタイミングを見極めることが重要です。闇雲に採用を進めても、役割が不明確では活躍できません。自社が以下の状況に当てはまるか確認してみましょう。

社員数が30名の壁を超えるとき

企業の成長過程には「30人の壁」や「50人の壁」と呼ばれる組織課題が発生しやすい時期があります。社員数が30名を超えると、経営者が全社員の顔と名前、業務内容を把握することが難しくなり、コミュニケーションの齟齬や評価の不公平感が生じやすくなります。これまで「阿吽の呼吸」で成り立っていた組織運営が通用しなくなるのです。このような兆候が見え始めたら、組織の仕組みづくりを専門に行う1人目人事の採用を検討すべきサインです。

経営陣が事業に集中できなくなったとき

採用面接や労務手続き、給与計算などに経営陣の時間が取られ、本来注力すべき事業開発や資金調達といったコア業務に集中できなくなっている場合も、採用のタイミングです。経営陣が人事関連の業務に忙殺されている状態は、企業全体の成長スピードを鈍化させる要因になりかねません。人事業務を信頼できる担当者に移譲し、経営陣が再び事業の舵取りに専念できる環境を整えることが求められます。

1人目人事の具体的な業務内容

1人目人事の具体的な業務内容

1人目人事の業務は多岐にわたります。企業のフェーズによって優先順位は変わりますが、主に以下の4つの領域を担当することになります。

業務領域主な内容目的
採用活動採用計画の策定、求人作成、スカウト、面接、内定者フォロー事業計画達成に必要な人材の獲得とミスマッチの防止
労務管理勤怠管理、給与計算、社会保険手続き、就業規則の整備、コンプライアンス対応社員が安心して働ける環境の構築と法的リスクの回避
人事制度設計評価制度、等級制度、報酬制度の構築・運用社員の成長促進とモチベーション向上、公平性の担保
組織文化の醸成ビジョン・ミッション・バリューの浸透、社内コミュニケーション活性化施策組織の一体感の醸成とエンゲージメントの向上

採用活動:カルチャーフィットする人材の獲得

企業の成長を支える優秀な人材を獲得することは、1人目人事の最重要ミッションの一つです。採用計画の立案から求人票の作成、候補者との面接、内定後のフォローまで、採用プロセス全体を管理します。特にスタートアップにおいては、スキルだけでなく、企業の価値観に合う「カルチャーフィット」を重視した採用が、その後の組織力に大きく影響します。

労務管理:会社の守りを固める

社員が安心して働ける環境を整えることは、組織の土台を作る上で不可欠です。勤怠管理や給与計算、社会保険の手続きといった基本的な業務に加え、労働法規を遵守した就業規則の整備や雇用契約書の管理など、企業の「守り」を固める役割を担います。労務トラブルを未然に防ぎ、企業の信頼性を高めるための重要な業務です。

人事制度設計:公平な評価と報酬の仕組みづくり

社員のモチベーションを高め、長期的な成長を促すために、公平で透明性の高い人事制度を企画・運営します。どのような行動や成果が評価されるのかを明確にする評価制度や、それに応じた報酬体系を整備することで、社員の納得感を高め、組織全体の生産性向上に繋げます。

組織文化の醸成:ビジョンを浸透させる

1人目人事は、経営陣が描くビジョンや価値観を、日々のコミュニケーションや制度を通じて組織全体に浸透させていく役割も担います。社内イベントの企画やコミュニケーションツールの活用などを通じて、社員同士の一体感を醸成し、エンゲージメントの高い組織風土を育んでいきます。

1人目人事に求められるスキルとマインド

1人目人事に求められるスキルとマインド

1人目人事は、単に人事の知識があるだけでは務まりません。特に重要なスキルとマインドを3つ紹介します。

経営視点と事業への深い理解

1人目人事は、経営者のパートナーとして動くことが求められます。会社のミッションやビジョンに深く共感し、事業がどのように利益を生み出しているのかを理解している必要があります。この経営視点があることで、事業戦略と一貫性のある人事施策を立案・実行できるのです。

変化に対応する柔軟性と学習能力

スタートアップやベンチャー企業は、事業内容や組織体制が頻繁に変化します。過去の成功体験に固執せず、常に新しい採用手法や人事トレンドを学び、自社に合わせてアレンジしていく学習能力と柔軟性が不可欠です。決められた業務をこなすだけでなく、カオスな状況を楽しめるようなマインドが求められます。

社内外を巻き込むコミュニケーション能力

経営陣との戦略的な議論、現場社員からの相談対応、採用候補者への魅力付けなど、1人目人事は多様なステークホルダーとのコミュニケーションのハブとなります。それぞれの立場を理解し、円滑な人間関係を築きながら、周囲を巻き込んで業務を推進していく高いコミュニケーション能力が成功の鍵を握ります。

失敗しない!1人目人事の採用・見つけ方

自社に最適な1人目人事を採用するためには、戦略的なアプローチが必要です。

採用手法メリットデメリット
リファラル採用信頼性が高く、カルチャーフィットしやすい人脈に依存するため、候補者が見つからない場合がある
転職エージェント効率的に幅広い候補者に出会える採用コストが高くなる傾向がある
社内異動事業やカルチャーへの理解が深い人事の専門知識を一から学ぶ必要がある
マッチングサービス比較的低コストで、企業側から直接候補者にアプローチできる自社で候補者を探しアプローチするため工数がかかる

求める人物像を明確に定義する

採用活動を始める前に、経営陣で「どのような人事であってほしいか」を徹底的に議論し、求める人物像を明確にすることが最も重要です。単に「人事経験者」と曖昧にするのではなく、「採用業務が得意な人が良いのか」「制度設計から任せたいのか」など、任せたい業務の優先順位をつけ、必要なスキルや経験を具体的に定義しましょう。

リファラルやエージェントを活用する

1人目人事の採用では、経営層の人脈を活かしたリファラル採用が有効な手段の一つです。信頼できる人物からの紹介は、ミスマッチの確率を大きく下げることができます。また、スタートアップに強い転職エージェントを活用し、客観的な視点からアドバイスをもらうことも、採用成功の確率を高めるでしょう。
リファラル採用についてさらに詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

スタートアップこそリファラル採用を!成功に導く具体的な手順と注意点を解説|Hitorime

社内のエース人材を抜擢する選択肢

人事経験者の採用が難しい場合、社内のビジネスサイドからエース級の人材を抜擢することも有力な選択肢です。事業内容や企業文化を深く理解している人材であれば、人事の専門知識は入社後に学んでもらうことで十分に活躍できる可能性があります。この場合、外部の専門家や顧問と連携してサポートする体制を整えることが重要です。

マッチングサービスを活用する

マッチングサービスとは、企業がデータベースに登録されている候補者の中から、自社の要件に合う人材を探し出し、直接スカウトを送ることができるプラットフォームです。
この手法の最大のメリットは、転職市場に積極的に出てきていない「転職潜在層」にもアプローチできる点です。優秀な人材ほど、現職で活躍しており、情報収集程度にしか考えていないケースが多いため、企業側からの「攻め」のアプローチが有効となります。また、転職エージェントを介さないため、採用コストを比較的安く抑えられるのも大きな魅力です。

弊社では限られたリソースでも効率的に求職者と出会える「1人目ポジション」特化のHitorimeという採用マッチングサービスを提供しています。Hitorimeでは、1人目ポジションというチャレンジングなポストに挑戦したい人材を、より早く、より効率的に繋がる事が出来ます。
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1人目人事が直面しがちな課題と対策

1人目人事が直面しがちな課題と対策

1人目人事は、その特殊な立場から特有の課題に直面しがちです。事前に対策を考えておくことで、入社後の定着と活躍をサポートできます。

業務範囲が広く、孤独に陥りやすい

採用から労務まで、幅広い業務を一人で担当するため、業務過多に陥りやすいです。また、社内に相談できる相手がおらず、孤独を感じることも少なくありません。経営者は定期的に1on1の時間を設け、業務の優先順位付けをサポートしたり、悩みをヒアリングしたりするなど、精神的な支えとなることが重要です。

経営陣との期待値のズレ

経営陣が人事に対して持つ期待と、本人が認識している役割にズレが生じることがあります。「すぐに採用で成果を出してほしい」と経営陣が考えていても、本人はまず労務環境の整備から着手したいと考えているかもしれません。入社前はもちろん、入社後も定期的にすり合わせを行い、短期・中長期の目標に対する共通認識を持つことが大切です。

外部の専門家やRPOサービスを上手く活用する

すべての業務を1人目人事が完璧にこなすのは不可能です。特に労務や法務など専門性が高い領域については、顧問社労士のような外部の専門家の力を借りる体制を整えましょう。また、採用業務が逼迫している場合は、採用代行(RPO)サービスを活用して一部の業務を委託することも有効な手段です。

まとめ

1人目人事は、企業の未来を形作る重要な役割を担う、経営のパートナーです。採用を成功させるためには、自社のフェーズを見極めて適切なタイミングで採用活動を開始し、任せたい業務と求める人物像を明確に定義することが不可欠です。そして採用後も、経営陣が伴走者としてサポートし、外部リソースも活用しながら、1人目人事が最大限に活躍できる環境を整えていきましょう。この記事が、貴社の組織づくりの一助となれば幸いです。

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監修者

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株式会社APILLOX 代表取締役

山下 雅弘

大阪大学大学院中にインターンとしてエンジニアとしてのキャリアをスタート。大学院卒業後、AI自動テストツールの開発を行う会社にエンジニアとして入社。1年半後にフリーランスとして独立、さらに1年後に株式会社APILLOXを創業。1人称で開発してきたHitorimeを2025年1月にリリース。