今回お話を伺ったのは、小中高生向けのオンライン教育事業や、AI・デジタルの体験授業を展開するSOZOW株式会社、代表の小助川さんです。同社は2026年から新たに「企業向けAI経営変革支援事業」を立ち上げており、その推進役となる一人目のAI新規事業責任者をHitorime経由で採用されました。
今回はHitorime導入の背景や、採用後の事業へのインパクトについてお話を伺いました。
Q. 現在の事業内容を教えてください。
事業は3つあります。
- 小学生から高校生向けの、オンラインを活用した教育事業
- そこから派生した、小学生を中心とした「学びと遊びが融合した」AI・デジタルの体験授業
- 2026年から立ち上げ中の企業向けAI経営変革支援事業
教育事業のきっかけは、私自身の子どもの経験でした。長女が小学生の頃、先生との相性などから学校に行きたくなくなり、保健室登校のような状態になった時期があったんです。そこで気づいたのは、これは娘や子どもの問題ではなく、明治維新以降150年以上変わっていない学校の「仕組み」側に構造的な原因があるということでした。
一方、息子は伝統的な学校を離れ、好きなことをとことん探求できる環境を選びました。ロボットプログラミングにのめり込んで世界大会で2年連続ベスト8に入り、孫正義育英財団に選出されてシンガポールに留学。中学2年で起業し、今は17歳で2社目に挑戦しています。娘も20歳で海外の大学に進学しました。
二人を見ていて改めて感じるのは、**「人は環境で変わる」**ということ。どんな環境でどんな情報に触れるかで人生は大きく変わります。子どもたちには、自分でやりたいことを見つけ、自分の足で自立して意思決定できる人になってほしい。日本の教育は、正解のあるものをインプットさせ我慢を強いる、近代化・富国強兵期に生まれた仕組みのままです。150年以上経った今、それに代わる新しい仕組みをつくれないかと挑戦しています。
Q. 今回採用されたのは、どのようなポジションですか?
企業向けAI新規事業の責任者で、その**「一人目」**です。
子ども向け事業はすでに仕組みができており、そちらのメンバーはゼロイチ立ち上げや、中小企業経営者への営業とは異なる強みを持っています。企業向けの営業経験者は社内にほぼおらず、近い役割のCOOも既存事業から動かせない。そのため、新規で採用することにしました。
Q. Hitorime(一人目)の導入に至ったきっかけを教えてください。
経営者仲間に、「AI系の新規事業を考えていて、社員・業務委託問わず事業責任者候補を仲間に入れたい」と相談したんです。すると「『Hitorime』という新しいサービスがあって、うちはそこで2人採用した。良かったよ」と紹介してもらい、コンタクトしました。
**「一人目」という打ち出し自体にも惹かれました。**あえて一人目に応募してくる人はかなりのチャレンジャーで、ゼロイチタイプが集まりそうだと感じたからです。ゼロイチと、1→10・10→100のフェーズが得意な人はまったく違うので。
Q. 正社員ではなく、業務委託での採用を選んだ理由は何だったのでしょうか?
新規事業はPMFするまで何が起こるか分からないので、**基本は業務委託と決めています。**正社員で採用してケイパビリティが合わなければ、お互い不幸ですから。
加えて業務委託のプールには、複数回の事業立ち上げやEXITを経験したような、立ち上げ経験が豊富な人が登録しています。そういう方と立ち上げる方が良い。実際、人材ビジネスでEXITした経験のあるプロの方に、2月から3ヶ月間、事業立ち上げの伴走をしてもらっています。
当社は社員こそ少数ですが、業務委託は既に200名近くいる、いわば**「業務委託アベンジャーズ」**のような体制です。
Q. 今回の採用の決め手を教えてください。
一番は、2026年に刷新したビジョンとの方向性の一致です。
これまでは「子どもの好奇心や創造性を解き放つ」というビジョンでしたが、「子どもの」という限定を外し、**「日本の未来を創造する事業家集団」**を目指す方針に変えました。今後は事業家育成やゼロイチの並走、人材支援なども手がけ、事業家がどんどん生まれていく集団を目指します。
採用した彼は、自分自身が事業家を志望し、その先にある事業家育成にも強い関心がありました。見ている方向性が同じだったことが大きい。「まずはAIで事業の柱をつくる」という考え(AIは社会インフラになるのが確実で、今後の新規事業・事業承継・M&Aでも中核資産になる)にも共感してくれました。
経験面でも、大学生時代から一貫して法人営業に携わり、前職では法人営業部門の事業部長まで務めていました。前職の社長とも仲が良く、彼に期待していたというリファレンス的な後押しもありました。ゼロイチをやる人材として、素直で学習意欲が高く、実行力・行動力が圧倒的にある——この点も重要でした。
Q. 採用後、事業にどのような変化がありましたか?
おかげさまでリードはたくさんあるので、そこへの商談・アポ取りや、「どう提案するとどんな反応が返ってくるか」の検証が一気に進みました。並行して私が他の業務委託とプロダクト・サービスを作り込み、顧客にトライアルしてもらいながら改善するサイクルが回り始めています。まずは彼の得意な法人営業を任せる、餅は餅屋の考え方です。ジョインから約2ヶ月ですが、売上も立ち始めています。
- 良かった点(Good):架電からアポ獲得まで、法人営業の行動力が本当にすごい。これがないと立ち上がらない事業なので、まさに期待どおりです。
- これから(More):事業全体を俯瞰する視点や、事業計画の策定はまだ初挑戦で四苦八苦しています。どうしても得意な領域に目が行きがちです。ただ、姿勢の面は非常に良いので、フィードバックを重ねれば1年後にはガラッと変わると思っています。PMFは何が何でも達成させます。
Q. 一人目採用を振り返って、特に重要だと思った点を教えてください。
一人目なので、相当な厳選採用でした。今回はBtoC向けのAI新規事業や、CTO候補のエンジニア(FDE)など、関連する複数のポジションを出してみたのですが、これは良かったと思います。
**「Hitorime」にはチャレンジ精神が溢れ、ハードワークできる人が多く集まります。**創業経営者の会社や新規事業立ち上げとは相性が良いはずです。一方で20代前半〜中盤の方も応募してきますが、ガッツはあってもこちら側のレクチャーコストが大きい。ゼロイチで何もないところからやるのと、ある程度整った環境で頑張るのは全く別物なので、彼らはむしろPMF後・育成の仕組みが整った段階で入った方が活きるケースも多いと感じました。
採用した彼は29歳(今年30歳)で、前職で法人営業部門の事業部長まで経験しています。事業部長クラスになると予算計画の策定など経営に近い情報にも触れ、ビジネスを構造的に捉えられる。20代前半・中盤のメンバー経験だけだと、どうしても「仕組みを運営する側」の視点が不足します。
PMFは仕組みづくりまでがセットなので、小規模でも自分で作って売る一連の流れ(ターゲット設定〜リード獲得〜受注〜納品・請求まで)を経験している人が望ましい。「SEO記事だけ」「外注管理だけ」では少し物足りないですね。
Q. 今後はどのような方に入社してほしいですか?
企業向けAI事業のPMFが見えてきたら、すかさずtoC向けのAI関連事業も立ち上げる構想があるので、その**事業責任者(一人目)**が欲しいですね。その先は事業家集団を目指すので、事業家志望の方が理想です。
イメージとしては、経営者・EXIT経験のあるプロ(街中の情報からビジネスを発想するようなアンテナを持つ、嗅覚の鋭い創業経営者タイプ)に伴走してもらいながら、実行力・学習意欲・素直さ・地頭の良さを備えた人。今回採用した彼のように、突き抜けたスキルがあり、真面目で前のめりな方であればウェルカムです。
Q. 最後に、どのような企業にHitorimeをおすすめできるか教えてください。
一人目として、何もないところから事業を立ち上げるポジションがある会社には、ぜひおすすめしたいですね。
成功報酬ベースの料金体系なので、まずは掲載してみると良いと思います。チャレンジしたい意欲旺盛な人が集まってくるのが特徴です。採用・人事の立ち上げを任せる「一人目」などにも、相性が良いはずです。

