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不採用通知メール例文と送り方の完全ガイド

更新日:2026.07.18

不採用通知メールの例文を選考フェーズ別に網羅。書き方のポイント・送付タイミング・よくあるNG表現まで解説し、候補者体験を損なわない丁寧な選考連絡を実現するための実務ガイドです。

読んで欲しい方

  • 採用活動を始めたばかりのスタートアップ経営者・創業メンバー
  • 兼務で採用実務を担う人事担当者・総務担当者
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不採用通知メール例文と送り方の完全ガイド

採用活動を始めたばかりのスタートアップでは、不採用通知メールの文面や送るタイミングに迷いながら、日常業務と並行して選考を回しているケースが少なくありません。本記事では、書類選考・一次面接・最終面接の3フェーズに対応したコピペ可能なテンプレートを中核に、少人数体制でも運用が続く送付フローと「個別感」の出し方まで一気通貫で解説します。テンプレートを揃えるだけでなく、「誰が・いつ・どう送るか」を仕組みとして整えることを最終ゴールに設定しています。


不採用通知メールが採用ブランドを左右する理由

不採用通知メールが採用ブランドを左右する理由

スタートアップや小規模企業こそ、不採用通知の質が採用ブランドに直結します。

大企業には「有名企業だから丁寧に扱われる」という候補者側の事前期待がある程度働きます。一方、知名度のないスタートアップは、候補者が接触するすべてのタッチポイントで印象を作るしかありません。不採用通知はそのなかでも「落とされた側の感情が動く場面」であり、ここでの対応が記憶に残りやすいという特性があります。

候補者は面接後、数日から1週間程度で結果連絡が届くことを想定しているとされています。1週間を超えても連絡がない場合、問い合わせるか、あるいはそのまま不信感を持つかという選択を迫られます。通知が来ないまま選考終了となる「サイレントお祈り」は、候補者が知人や転職コミュニティに体験を共有するリスクを高め、将来の応募者や紹介採用(リファラル)の機会を損ないます。

スタートアップにとってリファラル採用は有力な採用チャネルです(スタートアップこそリファラル採用を!成功に導く具体的な手順と注意点を解説)。不採用通知を丁寧に送ることは、今回縁がなかった候補者を「企業ファン」として残す投資でもあります。


不採用通知メールの基本構成と5つの必須パーツ

テンプレートを作る前に、どの選考フェーズでも変わらない5つの必須パーツを押さえておくと、文面がぶれません。

パーツ役割一言ポイント
件名受信ボックスで内容を把握させる「選考結果のご連絡」など明確な表現にする
宛名・感謝開封直後の印象を決める氏名を正確に記載し、応募・面接への感謝を一文入れる
選考結果伝えるべき核心「ご希望に添えない結果となりました」など柔らかく、しかし明確に
応募書類の取り扱い個人情報の管理を明示する法的・信頼的配慮返却しない場合は「責任を持って廃棄」と明記
結び・署名後味を決める候補者の今後を短く応援し、社名・担当者名・連絡先を明示

不採用理由の記載は原則不要とされています。理由を書くと「なぜその理由か」という問い合わせが増え、少人数体制では対応コストが跳ね上がります。問い合わせを受けた際は「選考に関する詳細のご説明は対応しかねますが、ご応募いただいた時間を大切に受け止めています」などの定型文で丁寧に応じるのが現実的です。


フェーズ別コピペ例文テンプレート

フェーズ別コピペ例文テンプレート

書類選考・一次面接・最終面接の3フェーズで、そのまま送れる完成形テンプレートを掲載します。 各テンプレートには「固定パーツ(変えない)」と「1行カスタムゾーン(ここだけ変える)」を明示しています。全部書き換えようとすると運用が続かないため、カスタムゾーンの1行だけを変えることで個別感と効率を両立させる設計です。


書類選考後の不採用通知メール

件名: 選考結果のご連絡【株式会社○○】

○○ ○○ 様

この度は弊社の求人にご応募いただき、誠にありがとうございました。

書類選考の結果をご連絡いたします。
慎重に検討いたしましたが、今回は誠に残念ながらご期待に添えない結果となりました。

▼ 1行カスタムゾーン(例:「ご経験豊富なご経歴を拝見し、熟考いたしました」など1文を添えると印象が変わります)

なお、ご提出いただいた応募書類は、弊社にて責任を持って廃棄いたします。
ご返却をご希望の場合は、本メールにてお知らせください。

○○様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。

───────────────────────
株式会社○○
採用担当:○○ ○○
E-mail:xxxx@xxxx.co.jp
───────────────────────

固定パーツ: 件名・感謝・結果・書類取り扱い・結び・署名
カスタムゾーン: 書類への所感を1文(任意・30字程度)


一次・二次面接後の不採用通知メール

件名: 選考結果のご連絡【株式会社○○】

○○ ○○ 様

先日はお忙しい中、弊社の面接にご参加いただきありがとうございました。

選考の結果をご連絡いたします。
社内で慎重に協議いたしましたが、今回は誠に残念ながらご希望に添えない結果となりました。

▼ 1行カスタムゾーン(例:「○○についてお話しいただいた内容、大変興味深く伺いました」など面接での会話から1文)

いただいたお時間と、弊社へのご関心に心よりお礼申し上げます。
ご提出いただいた応募書類は、弊社にて責任を持って廃棄いたします。

○○様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

───────────────────────
株式会社○○
採用担当:○○ ○○
E-mail:xxxx@xxxx.co.jp
───────────────────────

固定パーツ: 件名・感謝・結果・書類取り扱い・結び・署名
カスタムゾーン: 面接での会話の1シーンを1文(必須・30〜50字程度)


最終面接後の不採用通知メール

件名: 最終選考結果のご連絡【株式会社○○】

○○ ○○ 様

先日は最終面接にご参加いただき、誠にありがとうございました。
長い選考にお付き合いいただいたこと、改めて心よりお礼申し上げます。

慎重に検討を重ねましたが、今回は誠に残念ながらご期待に添えない結果となりました。
選考を通じて、○○様の○○に向き合うご姿勢(または経験・視点)は大変印象的でした。

▼ 1行カスタムゾーン(例:「○○の観点からお話しいただいた内容は、私たちにとっても大きな気づきでした」など)

今回はご縁には至りませんでしたが、○○様の今後のご活躍を心よりお祈りしております。
ご提出いただいた書類は弊社にて廃棄いたします。返却をご希望の場合はご連絡ください。

───────────────────────
株式会社○○
採用担当:○○ ○○
E-mail:xxxx@xxxx.co.jp
───────────────────────

固定パーツ: 件名・感謝・結果・書類取り扱い・結び・署名
カスタムゾーン: 最終面接での印象を1〜2文(必須・50字程度)

注意: 最終面接まで進んだ候補者には、テンプレート感が強いと冷たい印象を与えやすいため、カスタムゾーンの記載は必須としています。逆に言えば、ここだけ変えれば十分です。


少人数体制向け:送付フローと運用管理の仕組みづくり

少人数体制向け:送付フローと運用管理の仕組みづくり

例文を揃えるだけでは不十分で、「誰が・いつ・何を使って送るか」をフロー化しないと、兼任体制では通知漏れや遅延が起きます。

フェーズ別の送付フロー

フェーズ判断タイミング送付期限の目安送付者
書類選考書類確認後1〜2営業日以内に合否判断判断翌日〜2営業日以内採用担当(経営者または兼任人事)
一次・二次面接面接当日または翌日に社内共有・判断面接から2〜3営業日以内採用担当
最終面接面接後できるだけ早く(遅くとも3営業日以内に判断)判断から1〜2営業日以内経営者または採用担当

送付が「遅くとも1週間以内」とされているのは一般的な目安ですが、最終面接後は特に候補者の期待感が高く、3〜4営業日を超えると不安が増します。判断が遅くなる場合は「選考中」という一言の中間連絡を入れるだけで印象が大きく変わります。

テンプレートの管理方法(ツール非依存)

専用の採用管理ツール(ATS)がない段階でも、以下のような管理方法ですぐに運用を始められます。

  1. Googleスプレッドシートで選考進捗を管理する。 候補者名・応募チャネル・選考フェーズ・合否・通知送付日の5列を作り、送付済みに色付けする。これだけで通知漏れをほぼ防げます。
  2. テンプレートはNotionまたはGoogleドキュメントに保管する。 フェーズ別に3枚のドキュメントを作成し、「書類選考用テンプレート」「面接用テンプレート」「最終面接用テンプレート」とページタイトルをつけて即アクセスできる状態にする。
  3. 件名のルールを社内で統一する。 「選考結果のご連絡【会社名】」に統一するだけで、送信ログの検索がしやすくなり、送付確認の工数が減ります。
  4. 送付を「選考判断の翌日午前中に行う」とルール化する。 タスクとして曖昧にせず、カレンダーブロックを入れるか、Googleスプレッドシートのリマインダー機能を活用する。

採用計画の立て方|手順・テンプレ・チェックリストで採用全体のフロー設計を整えておくと、通知フローを組み込む際にも全体像が見えやすくなります。


「個別感」を3分で出すカスタマイズ術

「全部をオリジナル文にしよう」とすると続かないので、テンプレートの1箇所だけを変えることに絞るのが現実解です。

カスタムゾーンに入れる内容は、面接メモや書類から1つだけ拾えば十分です。以下のような切り口から選んでください。

  • 候補者が話してくれた具体的な経験(「前職での○○プロジェクトについておうかがいした内容が印象的でした」)
  • 履歴書・職務経歴書に書かれていた特定のキーワード(「○○に長年取り組まれてきたご経歴、大変興味深く拝見しました」)
  • 面接で共有された価値観や志向(「○○を大切にされているというお話、チームとも共有いたしました」)

書類選考落ちの場合はカスタムゾーンへの記載は任意ですが、一次面接以降は記載を必須とするルールにしておくと品質を保ちやすくなります。1文30〜50字程度で、難しく考えすぎないことがポイントです。作業時間は慣れれば1〜3分程度です。

また、スカウトメール例文集|1人目採用で返信率を上げる書き方でも触れているとおり、採用コミュニケーションにおいて「定型+1行の個別感」という組み合わせは、返信率や印象に大きく影響します。不採用通知でも同じ原理が働きます。


送付タイミングの注意事項とよくあるミスの回避策

タイミングと文面に気をつけていても、少人数体制では「運用ミス」で印象を損ねることがあります。 以下のよくあるミスと回避策を確認してください。

よくあるミス起きやすい状況回避策
通知漏れ(送り忘れ)複数候補者を同時並行で選考しているときスプレッドシートの「送付済み」管理を徹底する
送付が1週間以上遅れる経営者が多忙で判断が後回しになる「判断後1〜2日以内に送る」をルールとしてカレンダーに入れる
誤った宛名・フェーズ違いのテンプレート送付コピペ時の確認不足送付前にチェックリスト(宛名・件名・フェーズ一致・署名)を設ける
不採用理由を詳しく書いてしまう申し訳なさから過剰に説明しようとする理由の記載は不要という原則を社内で共有しておく
理由を問い合わせられたときに慌てる定型文の準備がない「詳細な選考理由はお答えしかねます」の定型文をあらかじめ準備しておく

採用全体のミスマッチやコミュニケーション設計については、採用ミスマッチを防ぐ方法と原因・対策チェックリストも合わせて参考にしてください。


まとめ:明日から使える不採用通知の実務ポイント

  1. スタートアップこそ不採用通知の質が採用ブランドに直結する。 知名度で補えない分、候補者体験の丁寧さが口コミや紹介採用につながります。
  2. テンプレートは「固定パーツ+1行カスタムゾーン」の構造で設計する。 全文を毎回書くのではなく、1箇所だけ変えることで品質と効率を両立できます。
  3. フェーズ別テンプレートをNotionまたはGoogleドキュメントに保管し、スプレッドシートで進捗を管理するだけで通知漏れのほとんどは防げます。
  4. 送付タイミングは「判断の翌日〜2営業日以内」を社内ルールにする。 最終面接後は特に早めに動くことが候補者体験の向上につながります。
  5. 次の一歩: まず今日、フェーズ別テンプレート3枚をドキュメントに作成し、選考進捗管理のスプレッドシートを作ることをお勧めします。2時間以内に仕組みの土台が揃います。

Hitorimeは、スタートアップの1人目人材(最初の重要な採用)と採用企業をつなぐ転職サービスです。不採用通知の設計に限らず、採用フローの言語化や選考基準の整備など、1人目採用ならではの難しさに伴走しています。採用活動の仕組みづくりに課題を感じている方は、サービスページ(hitorime.net)よりご確認ください。本記事は山下雅弘監修のもと作成しています。

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監修者

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株式会社APILLOX 代表取締役

山下 雅弘

大阪大学大学院中にインターンとしてエンジニアとしてのキャリアをスタート。大学院卒業後、AI自動テストツールの開発を行う会社にエンジニアとして入社。1年半後にフリーランスとして独立、さらに1年後に株式会社APILLOXを創業。1人称で開発してきたHitorimeを2025年1月にリリース。自身も一人目エンジニアや一人目経営企画として事業の立ち上げに深く携わる中で、「一人目」というポジションは非常にチャレンジングでありながら、早期にリーダーシップを経験でき、大きな裁量を持って自らを成長させられるキャリアだと確信。この実体験こそが、一人目人材と採用企業をつなぐHitorimeを立ち上げた原点となっている。

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