エンジニアリングマネージャー
中途
一部出社
医師創業のスタートアップで、医療の現場を変える「1人目エンジニア」を募集しています。

東京都
更新日:2025/12/16
私たちは、在宅医療・介護の現場で使われる 「音声認識 × AI」プロダクト kowairo(こわいろ) を開発しています。 訪問看護師が患者さんと交わす会話を録音し、 AIが記録・要約・報告書作成までを支援することで、 医療者の「書く負担」を減らし、 本来もっと大切にしたい 患者さんと向き合う時間 を取り戻すことを目指しています。 今回お任せしたいのは、 このプロダクトを 「現場で本当に使われ続ける形」 に仕上げていく役割です。 機能を作ることがゴールではありません。 ・忙しい訪問の合間でも迷わず使えるか ・医療者の思考を邪魔していないか ・「次も使おう」と自然に思えるか そうした感覚レベルまで含めて、 プロダクトの完成度に責任を持つ立場になります。 現在は、複数の訪問看護ステーションでβ版を導入し、 ユーザーの声をもとに改善を重ねているフェーズです。 ここから先は、「使える」から「手放せない」へ進化させる段階に入ります。 具体的には、以下のようなことを一緒に考え、手を動かしていきます。 ・音声認識・自動構造化アルゴリズムの精度改善 ・訪問現場で直感的に使えるUI/UX設計 ・医療ドメインを踏まえたデータ構造・モデル設計 ・クラウド基盤(AWS / GCP)整備、セキュリティ・パフォーマンス向上 ・医療者へのヒアリング、現場検証、改善サイクルの高速化 「1人目エンジニア」として、現場を知る医師である私と、対話しながら一緒に作っていく役割です。
【現状】 kowairoは、2025年9月に訪問看護向けβ版をリリースしました。 現在は数施設で実際に利用いただきながら、 実用レベルまでプロダクトを磨き込んでいる段階です。 開発には業務委託エンジニアも関わっていますが、 「腰を据えて、思想から一緒に作る」エンジニア はまだいません。 現場からのフィードバックもいただいてはおりますが、反映までのリードタイムが長くチャーンにつながっている現状があります。 そのため、プロダクトの意思決定や改善スピードに どうしても限界があるのが現状です。 【課題】 最重要の課題は、顧客からのフィードバックを反映する速度が遅い点です。実装と検証のスピードが唯一の取柄である今のフェーズで致命的となっております。 上記課題の結果ではありますが、今の完成度は30点程度 です。 ・音声認識のノイズ耐性・環境差対応 ・要約精度(文体・医療語彙・ニュアンス)の改善 ・医療文書フォーマットの多様性対応 ・βユーザーからの要望を反映するスピード また、 UI・バックエンド・全体アーキテクチャも暫定的な部分が多く、 スケーラビリティや保守性を見据えた再設計が必要です。 今後は、 ・電子カルテ(EHR)とのAPI連携 ・医療標準規格(HL7 / FHIR)対応 ・LLMを活用した文脈理解・感情抽出 といった展開も見据えています。 そのためにも、まずはしっかり医療従事者に使ってもらう設計が必要です。
【1人目ならではの魅力】 このポジションの最大の魅力は、 医療の仕組みを、プロダクトという形でゼロから作る経験です。 私たちが向き合っているのは、 単なる業務効率化ではありません。 ・医療者の時間の使い方 ・患者さんとの関係性 ・人生の最終段階における意思決定 こうした「人間らしさ」が、 記録や制度の都合で失われている現状を変えたいと考えています。 正直、簡単な道ではありません。 医療業界には既得権や構造的な歪みも多くあります。 それでも、 現場を知る医師として、このままではいけない という強い問題意識があります。 一人目エンジニアとして参加いただく方には、 ・技術選定 ・アーキテクチャ設計 ・開発文化・チームの型 これらを一緒に作っていく自由があります。 将来的には、CTO的な役割に近づいていくポジションです。 【このフェーズだから得られるもの】 ・プロダクトを0→1→10へ育てる経験 ・医療ドメインの深い理解 ・社会的意義と事業スケールの両立 ・本気で向き合う仲間と試行錯誤する時間 現役で医療現場に立つメンバーと日常的に対話しながら開発できる点は、他のヘルステック企業にはない強みだと思っています。
募集の特徴
株式会社医伝士
東京都中央区新川2-10-1-1315