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エンジニア採用のコツとは?具体的なアクションについて解説

更新日:2026.01.25

エンジニア採用のコツは、ターゲットの明確化と選考スピード、そして「開発体験」の魅力付けなどにあります。本記事では、優秀なエンジニアを採用するためのポイントや具体的なアクションを解説します。

読んで欲しい方

  • ベンチャー・スタートアップ企業の経営者やCTO
  • 中小企業のひとり人事(採用担当)
  • 事業拡大に伴い、初めて専任のエンジニア採用担当になったノンエンジニア
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Hitorimeであれば、様々な社内の1人目ポジションとして仕事に挑戦したい人材と出会い採用することができます。

目次

エンジニアの採用がうまくいかず、開発スケジュールに遅れが出ていることに焦りを感じてはいませんか?多くの企業が同じ悩みを抱えています。エンジニア採用は現在、全職種の中で最も難易度が高いと言われており、従来の人事採用の常識が通用しない特殊な領域です。しかし、成功している企業には明確な共通点と「コツ」が存在します。この記事では、採用支援の現場で培った知見をもとに、エンジニア採用を成功させるための具体的な戦略とアクションプランを解説します。読み終える頃には、明日からすぐに試せる改善策が見つかるはずです。

なぜエンジニア採用はこれほど難しいのか?

なぜエンジニア採用はこれほど難しいのか?

エンジニア採用において「応募が来ない」「内定を出しても辞退される」といった事態が頻発するのは、単に御社の知名度や給与の問題だけではありません。市場全体の構造的な要因を正しく理解し、それを受け入れた上で戦略を立てることが、採用活動のスタートラインとなります。

需給バランスの崩壊と競争激化

IT人材の不足は年々深刻化しており、求職者一人あたりに対する求人数の割合(有効求人倍率)は他の職種と比較して高い水準で推移しています。厚生労働省によると、2025年11月の「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は1.59倍で、全体平均の1.18倍より高い水準です。また、転職市場では、ITエンジニア・クリエイターの求人倍率は10倍を超えるケースもあります。

エンジニア採用は「企業が選ぶ」場ではなく「企業が選ばれる」場であるという認識の転換が必要です。待っていても応募は来ないという前提に立ち、こちらから振り向いてもらうための能動的なアクションが求められます。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年11月分)について」

求めるスキルセットのミスマッチ

採用が難航するもう一つの大きな要因は、企業が求めるスキルと市場に存在するエンジニアのスキルセットが噛み合っていない点にあります。技術の進化スピードは非常に速く、新しい言語やフレームワークの実務経験者を求めても、該当する人材が市場にほとんど存在しないというケースは珍しくありません。

また、即戦力を求めるあまり、技術要件を過剰に高く設定してしまうこともよくある失敗です。「あれもこれもできるフルスタックエンジニア」を求めた結果、対象者がゼロになってしまうのです。市場にいる人材のレベル感と、自社の開発フェーズに必要な技術要件を照らし合わせ、現実的なラインを見極めることが不可欠です。

従来の採用手法が通用しない変化

かつては大手求人媒体に掲載しておけば一定の応募が見込めましたが、以前と比べ現在はその効果が薄れつつあります。優秀なエンジニアほど転職市場に顔を出す前に、知人の紹介(リファラル)やSNS経由、あるいはダイレクトリクルーティングで次の職場を決めてしまうからです。

そのため、人事担当者が「求人を出して待つ」というスタイルのままでは、いつまで経っても採用できません。エンジニアが日常的に利用している技術共有サービス(GitHubやQiitaなど)やTwitter(X)などのSNS上での活動に着目し、彼らのコミュニティや文化に寄り添ったアプローチをとる必要があります。エンジニア独自の文化圏を理解することが、採用への近道となるのです。

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採用成功の第一歩となる「ペルソナ設計」は?

採用成功の第一歩となる「ペルソナ設計」は?

「優秀なエンジニアが欲しい」という曖昧なオーダーのまま採用活動を始めてしまうと、スカウトの文面がブレたり、面接官によって評価基準が異なったりして、結果的に採用効率が著しく低下します。まずは「誰を採用したいのか」を極限まで具体化する必要があります。

技術スタックだけでなく志向性を定義する

ペルソナを設計する際、使用言語やフレームワークといった「技術要件」だけに注目しがちですが、これだけでは不十分です。なぜなら、同じ技術を持っていても、「新しい技術に挑戦したい人」と「安定したシステム運用を好む人」では、マッチする環境が全く異なるからです。以下の表のような観点で、志向性を言語化してみてください。

観点具体的な検討内容(例)
技術への関心最新技術を積極的に試したいか、既存技術の深掘りを好むか
ビジネス志向事業成長や数値目標に興味があるか、技術研鑽に集中したいか
組織への関わりチームビルディングや育成に関わりたいか、個人の成果を重視するか
働き方フルリモート希望か、対面でのコミュニケーションも重視するか

このように志向性を定義することで、自社のカルチャーに合い、かつ長く活躍してくれる人材像が明確になります。

「MUST」と「WANT」を厳格に切り分ける

理想の人材像を描くと、つい要件を盛り込みすぎてしまいますが、すべての条件を満たす人材は存在しません。採用要件を「絶対に譲れない条件(MUST)」と「あれば尚可の条件(WANT)」に厳格に分類することが重要です。

たとえば、「実務経験3年以上」はMUSTだが、「リーダー経験」はWANTにして入社後に育成する、といった判断を行います。MUST要件が多すぎると母集団形成ができなくなるため、MUSTは最低限のスキルとカルチャーマッチの2〜3点に絞り込むのがコツです。要件を緩和することで、ポテンシャルのある優秀な層にアプローチできる可能性が広がります。

現場エンジニアとの合意形成プロセス

ペルソナ設計において最も重要なのは、人事だけで決めず、必ず現場のエンジニアやCTO(最高技術責任者)を巻き込んで合意形成を行うことです。現場が本当に必要としているスキルレベルや、チームに不足している要素をヒアリングせずに進めると、面接段階で「現場の感覚と違う」という理由で不合格が多発します。

求人票を作成する前に、現場エンジニアとミーティングを行い、「どんな人と一緒に働きたいか」「今のチームに足りない技術は何か」を徹底的に話し合いましょう。現場を巻き込むことで、後の面接プロセスへの協力体制も築きやすくなり、チーム全体で採用に取り組む空気が生まれます。

【関連記事】スタートアップ企業がエンジニア採用を成功させる戦略は?課題から具体的な手法まで解説 | Hitorime

応募を集めるための「魅力的な求人票」はどう書くか?

エンジニアは求人票を見る際、給与などの条件面だけでなく、「開発者として働きやすい環境か」「技術的な成長ができるか」をシビアにチェックしています。一般的な定型文ではなく、エンジニアの心に刺さる具体的な情報を開示することが重要です。

開発環境と技術的負債へのスタンスを明記する

エンジニアにとって、日々使用するツールや開発フローは仕事のパフォーマンスに直結する重要な要素です。単に「Javaを使用」と書くのではなく、バージョン、フレームワーク、インフラ環境、CI/CDツールの有無、PCのスペック、ディスプレイの貸与状況などを詳細に記載しましょう。

また、どのようなシステムにも「技術的負債(古いコードや設計上の問題)」は存在します。これを隠すのではなく、「現在このような課題があり、今後こうリファクタリングしていく予定」というスタンスを正直に書くことで、誠実さと技術への理解がある企業だという信頼を得られます。課題解決自体を「やりがい」としてアピールすることも有効な戦略です。

給与レンジと評価制度を透明化する

「当社規定による」という曖昧な給与表記は、エンジニアからの応募を遠ざける大きな要因です。スキルに応じて市場価値が高騰している職種だからこそ、想定年収レンジ(例:600万〜900万円)を明確に示す必要があります。

さらに、その給与がどのように決まるのかという「評価制度」についても触れましょう。「技術力」がどう評価されるのか、マネジメント職だけでなくスペシャリストとしてのキャリアパスがあるのかなど、入社後のキャリアイメージが湧く情報を提示することで、安心感を持って応募してもらえます。

【関連記事】一人目の社員採用で失敗しないための報酬設計ガイド | Hitorime

候補者が得られるキャリアメリットを提示する

求人票は企業の要望を伝える場所ではなく、候補者への「手紙(ラブレター)」であるべきです。「これだけの業務をやってください」という要求ばかりでは魅力的に映りません。その仕事を通じて候補者が得られるスキル、経験、キャリア上のメリットを「あなた視点(You視点)」で記述します。

企業の要望(We視点)候補者のメリットへの変換(You視点)
大量のトラフィックを処理してほしい大規模トラフィックを捌く高負荷対策の経験が積めます
新規サービスの立ち上げメンバー募集技術選定からアーキテクチャ設計まで裁量を持って挑戦できます
若手メンバーの育成を任せたいエンジニア組織のマネジメント経験を積み、CTO候補を目指せます

このように表現を変換することで、候補者は自分自身の成長ストーリーを想像できるようになり、応募意欲が高まります。

【関連記事】求人票の書き方を完全解説!応募が集まるコツと法律に関する注意点とは? | Hitorime

自社に最適な「採用チャネル」はどう選ぶべきか?

自社に最適な「採用チャネル」はどう選ぶべきか?

エンジニア採用には多様なチャネル(経路)が存在しますが、すべての手法に手を出してもリソースが分散してしまいます。自社のフェーズや採用の緊急度、予算に合わせて最適なチャネルを選択し、集中して運用することが成功の鍵です。

スピード重視ならダイレクトリクルーティング

「ダイレクトリクルーティング(スカウト)」は、データベースに登録しているエンジニアに対して直接アプローチできる手法です。エージェントを介さないため、情報の伝達が速く、自社の熱意を直接伝えられる点が最大のメリットです。

特に知名度が高くない企業でも、一人ひとりのプロフィールを読み込み、「あなたの技術記事のここが素晴らしいと思いました」といった個別性の高いメッセージを送ることで、優秀なエンジニアの心を動かせる可能性があります。ただし、スカウトメールの作成や返信対応に工数がかかるため、運用体制の確保が必須です。

【関連記事】ダイレクトリクルーティングとスカウトの違いとは?自社に合う採用手法の選び方を解説 | Hitorime

工数削減なら特化型エージェント

社内に採用担当のリソースが不足している場合や、技術的な知見が乏しい場合は、エンジニア採用に特化した人材紹介エージェントの利用が有効です。一般的な総合エージェントではなく、IT・Web業界に詳しいエージェントを選ぶことで、要件定義のサポートや精度の高い候補者推薦が期待できます。

成功報酬型のため採用決定までは費用がかかりませんが、紹介手数料は年収の35%〜40%程度と高額になる傾向があります。そのため、どうしても外せないハイクラス人材や、急募ポジションに絞って活用するなど、他の手法と組み合わせて予算をコントロールすることが賢明です。

カルチャーマッチならリファラル採用

社員の知人や友人を紹介してもらう「リファラル採用」は、スキルやカルチャーのマッチ度が非常に高く、採用コストも低く抑えられる最強の手法です。現場のエンジニアが「一緒に働きたい」と思う人を連れてくるため、入社後の定着率も高い傾向にあります。

ただし、一朝一夕で成果が出るものではありません。「紹介したいと思える会社」にするための組織作りや、社員が気軽に紹介できる制度設計(会食費用の補助やインセンティブなど)が必要です。中長期的な施策として、全社的に取り組む文化を醸成していくことが重要です。

【関連記事】リファラル採用の注意点とは?導入後のトラブルを防ぐポイントを解説 | Hitorime

高度なスキル人材に出会うマッチングサービス

エンジニア採用において近年注目を集めているのが、企業とエンジニアをアルゴリズムやデータベースで結びつける「マッチングサービス」です。

従来の求人媒体では、条件面(給与や勤務地)での検索が主でしたが、マッチングサービスでは「使用言語」「開発環境」「志向性」といった詳細なデータをもとにマッチングを行います。これにより、自社が求める技術スタックを持ったエンジニアと出会える確率が格段に高まります。特にエンジニアは、自身の技術力を正当に評価してくれる環境を好む傾向があります。マッチングサービスを活用することで、履歴書だけでは伝わりにくい「技術的な相性」や「カルチャーフィット」を事前に確認できるため、ミスマッチによる早期離職を防ぐ効果も期待できます。効率的に質の高い母集団を形成したい場合は、このマッチングサービスの導入を積極的に検討することをお勧めします。

弊社では限られたリソースでも効率的に求職者と出会える「1人目ポジション」特化のHitorimeという採用マッチングサービスを提供しています。Hitorimeでは、1人目ポジションというチャレンジングなポストに挑戦したい人材を、より早く、より効率的に繋がる事が出来ます。

エンジニアの採用に課題を感じている企業の皆様にも初期費用無料でコストを抑えてご導入いただけますので、Hitorimeについてさらに詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。

採用担当者の方へ | Hitorime | CXO、事業責任者、1人目エンジニアなどの1人目ポジションの採用しか出来ない採用マッチングサービス

辞退を防ぎ内定承諾率を高める「面接体験」とは?

どれだけ応募を集めても、選考プロセスでの体験(候補者体験/CX)が悪ければ、優秀なエンジニアはすぐに他社へ流れてしまいます。面接は企業が候補者をジャッジする場であると同時に、候補者が企業を見極める場であることを忘れてはいけません。

スピード対応と選考期間の短縮

売り手市場のエンジニア採用において、スピードは命です。優秀な候補者は、転職活動を開始してからわずか1〜2週間で複数社から内定を獲得し、活動を終了してしまいます。書類選考に3日もかけていては、その間に他社が進んでしまいます。

面接日程の調整は即日、遅くとも翌日中に行い、可能であれば1回の面接で複数の評価者が会うなどして選考プロセスを短縮しましょう。「最終面接の結果連絡は当日中に行う」といったルールを設けるだけで、熱意が伝わり、承諾率が大幅に向上します。

対等な立場での技術ディスカッション

エンジニアの面接では、一方的な質問攻めは避けましょう。ホワイトボードを使って一緒にアーキテクチャを考えたり、コードレビューを行ったりする「技術ディスカッション」を取り入れることを強くお勧めします。

これにより、候補者のスキルレベルをより正確に把握できるだけでなく、候補者側も「このチームに入れば技術的な刺激が得られそうだ」「自分のスキルを正当に評価してくれている」と感じることができます。面接官となるエンジニアには、「面接は技術交流の場である」という意識を持ってもらうよう事前に共有しておきましょう。

自社の課題や弱みの率直な開示

「良いこと」ばかりをアピールする企業は、逆に警戒されます。エンジニアは論理的思考を好むため、現実離れした理想論よりも、事実に基づいた情報を信頼します。「現在、レガシーコードの刷新に苦労している」「開発フローがまだ整備されていない」といった課題(弱み)も正直に話してください。

その上で、「だからこそ、あなたの力が必要です」と伝えるのです。課題は、エンジニアにとって「解決すべき面白いテーマ」になり得ます。入社後の「こんなはずじゃなかった」というギャップを防ぐためにも、リアルな情報を開示し、共に解決していく姿勢を見せることが信頼獲得に繋がります。

まとめ

エンジニア採用を成功させるためのコツは、小手先のテクニックではなく、エンジニアという職種への深い理解とリスペクトにあります。彼らが何を求め、何に価値を感じるのかを理解し、誠実に向き合うことが遠回りのようで最短のルートです。

本記事のポイントを以下に整理します。

  • ペルソナの具体化: 技術要件だけでなく、志向性やキャリア観まで定義し、現場と合意形成する
  • 魅力付け: 求人票や面接では、企業の要望ではなく「候補者が得られるメリット・成長」を提示する
  • スピードと体験: 選考プロセスを迅速化し、技術ディスカッションを通じて「働きたい」と思わせる体験を作る

採用活動は、企業が変わるきっかけでもあります。まずは現場のエンジニアと対話する時間を設け、自社の魅力と課題を再定義することから始めてみてください。その一歩が、組織を強くするエンジニアとの出会いに繋がります。

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監修者

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株式会社APILLOX 代表取締役

山下 雅弘

大阪大学大学院中にインターンとしてエンジニアとしてのキャリアをスタート。大学院卒業後、AI自動テストツールの開発を行う会社にエンジニアとして入社。1年半後にフリーランスとして独立、さらに1年後に株式会社APILLOXを創業。1人称で開発してきたHitorimeを2025年1月にリリース。